ドラムの豆知識特集!楽譜の読み方

ドラムを演奏するための譜面には五線譜が使用されますが、ドラム譜はその他の楽器と比較すると、特殊な譜面になっているのが特徴です。そのため、最初は読み方が分からずに戸惑うことがあるかもしれません。

シンバル、スモールタム、スネアドラムなど、楽譜のどの位置にそれぞれ配置させるかはある程度決まっていますが、ピアノの譜面のようにしっかり決められているわけではありません。 ドラム譜は、あくまでも演奏するための目安として定められた「約束のようなもの」ととらえると良いでしょう。

ドラムセットのそれぞれの楽器は、楽譜上では英語表記される場合が普通になっています。スネアドラムなら「S.D.」、バスドラムは「B.D.」、ハイタムは「Hi Tom」、ロータムは「Low Tom」、フロアタムなら「Floor Tom」、ハイハットは「H.H.」、シンバルは「Cym.」、ライドシンバルなら「Ride」というように記載されています。

この表記が理解できていないと、自分が担当するドラムはどれかわからなくなってしまいますので、しっかり覚えておきましょう。

ただし、完全に記載方法が統一されている訳ではなく、作成者によって違ってくる場合もあります。特に、シンバル系の表記方法はバラバラになっていることが多く、演奏して「何かおかしい」感じがしたら、楽譜にある注釈を読んだり音源を聴いて確認しましょう。逆に、多少違ってはいても、「曲全体の雰囲気に影響がなければOK」といった自由さもあるのが魅力です。

また、注意しておきたいポイントがあります。それは、譜面上のヘ音記号の存在です。ドラム譜では、記号にヘ音記号が頻繁に使用されることが多くなっています。しかし、ドラムには基本的に音階はありません。

例えば、ある譜面上にスネアドラムが「ミ」に、ハイタムが「ソ」に、ロータムは「ファ」、そしてフロアが「ド」の高さで配置されていたとしましょう。この場合、表記されている音程で実際にチューニングする必要はありません。初心者の方は、譜面を見て無理にチューニングしようとして失敗してしまうことがありますので、正しい読み方をしっかり覚えておくことが大切です。

そして、よく使われる省略記号も覚えておきましょう。リムショットは「Rim.」、右手のショットなら「R」、左手のショットは「L」、ハイハットと開く場合は「〇」、ハイハットを閉じる場合は「+」、というように、譜面を読みやすくするためにドラム譜では記号をよく使います。

さらに、ドラム譜には「fill in(フィルイン)」という表記がされていることがあります。この表記はリズムにあうフレーズ、あるいは曲調にあうようなフレーズでその部分を埋めることを示しています。このように表記することによって譜面が見やすくしているのです。それに加えて、演奏者がより自由な表現ができるように促し、演奏者のセンス次第で演奏を多彩に盛り上げることができます。

ですが、このように文面だけの解説を読んだだけでは理解しにくい面もあります。そのため、実際にドラム譜を読んで行くためには、よく用いられる典型的なリズムである8ビートや16ビートなどの譜面を使って読む練習をしてみましょう。

8ビートの記譜例では、1小節について8分音符のハイハットが8個並び、リズムを刻みます。一方、16ビートは16分音符が主体となっているリズムです。まず簡単なものが読めるようになったら、次は少し複雑になっている譜面と比べてみましょう。

音符の上に三角印が表記されていることがありますが、この記号は「アクセント」(あるいはスフォルツァンド)という装飾で、その部分を強調して演奏するという意味になります。実際に譜面で音を追いながら、あるいは演奏をしてみながら楽譜を読んだ方が、理解が早くなるのでおすすめです。

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